結論。それは奇跡を求めるという事だから。
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1.良い出会いとは確率であり、運である
逆説で考えるとわかりやすいです。例えば靴を探しているとして。探しているものの条件はこのような要素。
・黒色である
・ドレスな見た目である
・紐靴である
・特別な製法&素材である
この条件を全部満たす靴が普段の生活圏内で偶然目にとまり、偶然手の届く範囲の価格であり、偶然自分の足のサイズと合致している上に、足の形にもしっかりとあい、購入に至る可能性がどのくらいあるか?という話です。 条件自体が最後以外割と普遍的な靴なので、感覚的に「何か巡り合えそう」と感じる人が居るかもしれませんが、通勤経路など、自分の生活圏で靴を売っているところの前を『自然に』どのくらい通るかを考えてみてください。いつか理想の靴が買えればいいやという事であればこれでも良いと思います。
しかし、目的があって、必要性があって靴が欲しくて探しているのであれば、いつまでも気に入る靴が見つからなくてもやもやし続ける事はそれ自体がストレスなので、解決するために普通は靴屋に行きますよね? 求める靴が明確であれば、例えばスニーカーが欲しければスニーカーに強いお店に行くでしょう。ビジネスシューズが欲しければ紳士服の量販店に行くという選択も取れますが、気に入る靴が見つかるまで紳士服量販店に通い続けるという判断をする人は稀でしょう。たいていの人は次に行くお店を靴屋にするはずです。
出会いも同じです。巡り合った人を大切にし、一緒に幸せな人生をおくっていく事が目的になります。例えば、スポーツクラブは運動する事が目的であり女性と知り合う場所ではないという事です。 同じ熱量を持っている人と出会える可能性が高いのは明らかにお見合いや真剣な出会いの場を提供するような婚活コンテンツです。そして巡りあわせは運であり「ピンポイント/1回決め打ち」みたいなことはできません。しかし、婚活コンテンツにはそれぞれの特性がある為、可能性を上げる努力ができる余地がここにあります。
試行回数は重要ですが、試行回数を増やす前にフィールドが適切かどうかを考える必要があります。婚活コンテンツの優れている点は試行回数を増やすことに向いているという事です。好みの女性に巡り合うために様々なスポーツクラブや料理教室の入会/退会を繰り返しますか?という事です。お見合いなら料理好きやスポーツが趣味でスクリーニングすれば同じ趣味の女性と出会うことが出来ます。その上、確定で結婚に対しての熱量があります。 「素敵な出会い方をする」が目的では無い筈です。気力・体力・お金は有限です。これはゆるぎない事実です。だから、目的を果たす為に効率を意識して進めていく必要があるのです。大前提、当たり前のお話ですが、自分が気に入った相手が自分の事を必ず受け入れてくれる保証はありません。買い物とは違います。だから、試行回数が重要になってくるのです。
自然な出会いを求める事は悪ではありませんが、自然な出会いだけを過度に求めると「手段と目的がいれかわってしまう」ような形になってしまい、結果につながらなくなってしまう可能性がある事を十分に認識しておく必要があります。
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